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健康ニュース

歯周病を歯だけの問題だと思ってませんか?
歯周病と生活習慣病の意外な関係


◎中高年の5人に4人が歯周病

40歳以降になると、歯がだんだん弱くなってきて、やがてはポロリと抜けることも…
歯が抜ける大きな原因は歯周病で、中高年の80%が歯周病を患っています。

歯周病はまず歯と歯肉の隙間に細菌(歯周病菌)がすみつくことで起こります。
この歯周病菌の集まりが歯垢(プラーク)と呼ばれているもの。
歯周病菌は毒素を出して歯肉に炎症を起こします。

これに対して、人間の体は歯周病菌から歯周組織を守ろうとする防衛反応をおこして、白血球、マクロファージ、リンパ球などの免疫細胞が歯周病菌に対抗します。
これらの免疫細胞は、歯周病菌と戦うために酵素を出します。
この酵素は一時的なものであれば、歯周病菌の発生を抑制し、歯周組織の防衛に効果を発揮しますが、歯周病菌が常時滞在し、酵素が出続けると今度は歯と歯肉を連結している細胞を破壊してしまうのです。
このようにして歯と歯肉の間に隙間ができてくるわけですが、この隙間のことを歯周ポケットといいます。

歯周ポケットができると、歯周病菌がさらに奥へと入り込むようになり、こうなると歯みがきだけでは対処できなくなってきます。
この症状がひどくなると、『歯槽骨』と呼ばれる歯を支える骨までもが溶けだし、最終的には歯を支えきれなくなり、歯が抜けてしまうのです。


◎歯周病と生活習慣病の関係

歯周病は単に歯だけの問題だと思われがちですが、実は生活習慣病や血管系の病気と深い関わりがあることがわかってきました。
その原因は、歯周病菌が血液中に流れ込むことで起こります。

・歯周病と糖尿病の関係

歯周病菌が血液中に流れると、インスリンというすい臓が分泌するホルモンの働きが鈍くなります。
その結果血糖値を下げる反応も鈍くなりますので糖尿病にかかりやすくなります。

・歯周病と心臓の関係

歯周病菌が心臓を取り巻く冠動脈の壁に炎症を起こすためと考えられています。
歯周病にかかっている人は、そうでない人より3倍近くも心臓病にかかりやすくなるようです。

・呼吸器系の障害

歯周病菌は唾液と一緒に飲み込まれる危険性が高いため、肺に進入して炎症を起こす恐れがあります。

・胎盤の収縮

歯周病菌による炎症が子宮収縮ホルモンの分泌を促し、低体重児が生まれる危険性が高くなります。
中・重程度の歯周病にかかっている母親は、そうでない母親よりも低体重児を産む危険性が7.5倍も高くなるようです。

・歯周病とコレステロールの関係

高脂血症の原因となるコレステロールを過剰に摂ると、歯周病菌が歯と歯肉の隙間に進入することを防御しようとする免疫機能が鈍くなり、歯周病にかかりやすくなります。

◎歯周病の予防法

歯周病にかからないためには、まず歯周病の原因である歯周病菌の発生をできる限り抑えること!
ですから、歯と歯肉の間にたまった歯垢(プラーク)を歯みがきできれいに落としましょう。
歯垢(プラーク)が歯周ポケットにたまっていると、やがて固まり歯石となります。
こうなると家庭の歯ブラシだけでは太刀打ちできなくなりますので、歯科医で歯石除去をしてもらいましょう。

歯ぐきの血行が悪くなると、歯肉が後退していきますので、歯みがきの時に歯ぐきまで意識して磨くように心がけましょう。
また、タバコのニコチンやタールなどのヤニが歯周組織にこびりつくと、歯周病菌発生の原因になりますので、喫煙を控えるようにしましょう。




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